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広樹会ブログ

「広樹会」((公社)全日本小品盆栽協会認定)の活動等を報告するブログです。

シンパクの手入れ

真柏の手入れ(葉透かし)

・葉透かしの目的は、懐への風通しや日当たりを良くすることで懐芽の充実を図ることにあります。これは真柏に限らず、盆栽全般に通ずる大切な作業ですね。

・基本的な作業として、先端部の特に強いところは輪郭まで切り詰めます。さらに団子状に密に込んだ部分の先端部(中心部)も少し切り戻して他とのバランスを取ってやります。また懐への日当たり&風通しをアップするために懐から先端手前までの芽のはっきりしない弱い葉を摘んでいきます(新芽は残します)。また枝の下に出た葉や枝、立ち枝は取り除きます。

・この作業は10~4月の休眠期に行いましょう。5~9月に一気にこれだけ葉量を減らすと、樹が早く元の葉量を回復しようと、成長の早いスギ葉を出してしまいます。
枝の剪定についても同じことが言えます。成長期は徒長した芽を摘むだけにとどめましょう。

・よく本や雑誌には「輪郭を維持するために徒長した芽を摘んでやりましょう。」とだけ書いてあるものを見かけますが、この作業だけを繰り返していると葉量が多すぎて枝先がゴツくなったり、懐への風通しや日当たりが悪いために懐芽が育ってくれず、いざ切り戻したくてもできず、だんだん間延びした、だらんとした枝になってしまいます。でしかたなく、葉の部分を深切りしすぎて、芽のある葉をなくして芽の弱い葉だけにしてしまい、スギ葉を出させてしまうということになります。

・併せて針金による整枝を行うとよいです。枝先をバランスよく広げて、枝棚をしっかり分けてやることで不要な枝やバランスの悪い太枝など、切るべき枝がわかるはずです。

・真柏は上記の理由により、スギ葉が生じることがあります。スギ葉の処理について、枝の先端部の生じたモノは通常の葉に戻るまでそのまま放置し、懐付近に生じたものは元から取り除きます。
通常の葉に戻るころにはかなり徒長してしまっていて、もはや枝として使えませんが、そのころには枝元に胴吹き芽が出ているはずです。この胴吹き芽がしっかりしたら徒長した枝は切り戻してやります。

・ジンやシャリを削るのも休眠期が適しています。汚れたジンやシャリは歯ブラシなどできれいにし、
石灰硫黄合剤を塗っておきましょう。



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↑手入れ(葉すかし)前

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↑手入れ(葉すかし)後

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